磯焼けで痩せていた紫雲丹を、再生した藻場で蘇らせる。
磯焼けの海で身入りなく駆除対象だった紫雲丹を、20年かけて再生した藻場で育て直した塩雲丹。
深い藻の香り、塩のキレ、長く続く余韻。日本酒、バゲット、握りに。
磯焼けで海藻を失った海では、紫雲丹は餌を得られず痩せ細り、身入りなく商品価値もない個体として駆除対象とされていました。
海士・袈裟丸は、痩せた個体を一つひとつ手作業で間引き、雲丹の密度を整え続けました。雲丹による食害が落ち着けば、海は自らの力で藻場を取り戻していく──20年かけて2.5km(12ha)に及ぶ豊かな藻場が、自然の力と共に蘇りました。
再生した藻場で、極上の海藻を食べて育ち直した紫雲丹は、海の生命力を最も濃密に蓄えた極上の個体へと再生しました。海と雲丹がともに蘇る、その瞬間です。